切削加工にかかる時間が長い

　切削加工にかかる時間は、大きくわけると「加工をしている時間」と「加工以外の測定や刃物の交換などをしている時間」と考えることができます。

　加工以外の時間は、寸法測定の練習をしたり使用する道具を整理整頓しておくことで短くすることができます。

　加工の時間は、「切削面積」が大きいほど短くなります。

　切削面積は、上の体系図で考えられます。つまり、送り量と切り込み量の増加が、切削にかかる時間の減少につながります。

　旋盤加工の技能検定や、ものづくりコンテストなど、時間制限のある加工時に時間が足りないときは、送り量を上げたり、荒削りの切り込み量の増加を実践してみましょう!もちろん、何度も練習して、考え込む時間や刃物交換の時間を短くすることも極めて大切です。