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望ましい切削を行うために

 これまでのことより、望ましい切削を行うためには、流れ型、もしくは流れ形に近い切りくずを生成することが大切であると分かりました。

 ただ、すべての材料において流れ型の切りくずができるわけではありません。鋳鉄や黄銅など、もろい材料では流れ型の切りくずが出にくいことがあります。そのような時は、流れ型やせん断型の切りくずに近づけようとしてみたり、切削音を聞いてみてください。望ましい切削が行われているときは、重切削でも仕上げ切削でも、澄んだ切削音がします。キンキンとうるさかったり、旋盤が低く唸るような切削音は、バイトの摩耗や切削条件が適切でないことに起因することが多いです。

 切削理論の知識を活かして、切削条件を選定してみましょう!

使用したバイトの、推奨切削条件

荒削り

仕上げ削り

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